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風邪を予防する栄養素と食事の仕方

(管理栄養士 加藤 敏江)
 
◎風邪と戦うビタミンA・C・Eを食事で摂りましょう

ビタミンA 粘膜や皮膚を強くしてウイルスなどから体を守り、免疫カをアップ。
ビ夕ミンAには動物性食品に含まれるレチノールと、緑黄色野菜に含まれ、体内でビタミンAに変わるβ-力ロテンがあります。
 
[主な働き]
  • 鼻、のど、口、胃、腸などの全身の粘膜を守り、病原体からガードする。
  • 皮膚の乾燥を防ぐ。
[食べ方の注意点]
  • 油で調理をすると、吸収力がアップするので、油を使った調理を。
  • 熱すぎる食ベ物や飲み物、強い度数のアルコール、塩分をとりすぎない。
[おすすめ食材]
人参
にんじん
ブロッコリー
ブロッコリー
かぼちゃ
かぼちゃ
その他 にら、ホウレンソウ、モロヘイヤ、豚レバー、銀ムツ など
ビタミンC 体内に侵人したウイルスを攻撃し、免疫細胞の機能を高めます。
ウイルスを迎え撃つ主力メンバーの白血球の働きをサポートしたり、自らもウイルスに攻撃をかけたりして体を守ります。
 
[主な働き]
  • ウイルスや病原体から体を守る。
  • コラーゲンの生成を促し、皮膚の傷の治癒を促進する。
  • 貧血を予防したりストレスや疲労をやわらげる。
[食べ方の注意点]
  • 2~3時間で排池され、過剰性の心配はないので、三度の食事できちんととる。
[おすすめ食材]
ブロッコリー
ブロッコリー
パプリカ(赤)
パプリカ(赤)
春菊
春菊
かぼちゃ
かぼちゃ
ゴーヤ
ゴーヤ
ビタミンE 末梢血管を広げ、血行をよくして自律神経を整えます。
細胞を劣化させて老化や病気の原因になる過酸化物質の生成を防ぎ、生活習慣病やがんになるのを防ぐ働きがあります。
 
[主な働き]
  • 血流を良くし、冷え性、肩こり、腰痛などの改善に役立つ。
  • 律神経を整えて、元気な体に。
  • 紫外線に対する抵抗カをアップ。
  • 活性酸素から細胞を守る。
[食べ方の注意点]
  • サプリメントなどで大量に摂取すると、血が固まりにくくなる。
[おすすめ食材]
パプリカ(赤)
パプリカ(赤)
かぼちゃ
かぼちゃ
    その他 大根の葉、モロヘイヤ、うなぎ蒲焼、ツナ缶詰 など
◎免疫力を高めてウィルスに負けない食事のとり方
 
  1. 朝食を抜かない
  2. 温かいものを食べて体温を上げる
  3. よくかんで唾液を出す
  4. 食後はゆっくり休んで胃腸をいたわる
  5. いろいろな食品をまんべんなくとる
  6. 食品添加物はなるべく避ける
  7. 食事は楽しくおいしく食べる
 
◎風邪の初期に有効な食品
 
  • せき…ギンナン・大根・レンコン・キンカンなど
  • のど…はちみつ・あんず、黒豆、干し柿など
  • 鼻づまり…ねぎ味噌湯
  • 発熱…水分補給(プリン、アイスクリームなど)
  • 保温と発汗…生姜湯、にんにく、赤唐辛子など
 
仙台産業医科診療所
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