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血圧の上がる仕組み

●血圧の上がる仕組み

本態性高血圧は、遺伝(体質)的な素因と生活習慣とが、複雑にからみあって、発症すると考えられています。つまり、遺伝因子に肥満、ストレスなどの環境因子が加わると上がるのです。

●環境因子

日常生活でのさまざまな習慣が、血圧を上げる要因になります。
 
◆食事
食塩(塩化ナトリウム)をとり過ぎると、体内の塩分濃度が高くなります。すると、それを薄めようとして、水分が血液中に引き込まれるため、循環血液量が増加して、血圧が上がります。

◆肥満
過食により肥満していると、血液中の糖を処理する「インスリン」というホルモンの分泌が増えます。その結果、ナトリウムの排泄が悪くなったり、血管壁が厚くなったりして、血圧が上がります。

◆身体活動
日ごろ運動不足の人は、血圧が高くなる傾向があります。また、肥満になりやすくなります。

◆過剰な飲酒
長期間、アルコールを過剰に摂取していると、血圧を上げます。

◆ストレス
精神的に緊張すると、神経(交感神経系)やホルモンの関係で血圧が上がると考えられています。現在では、遺伝因子よりも、こうした環境因子のほうが、血圧に悪い影響を与えると考えられています。
仙台産業医科診療所
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